こんにちは、「しまうまパパ」です。前回は英語のアクセントに焦点を当てましたが、今回は英語のリズムについて学びましょう。英語は「強勢リズム言語」として知られており、リズムが非常に重要な役割を果たします。
例文のオーディオもあるので、何度も再生しながら確認してみよう!
英語のリズムとは?
英語のリズムは、音節の長さと強さによって形成されます。強勢のある音節(通常は長く、大きな声で発音される)と弱勢の音節(短く、小さな声で発音される)の交互が特徴です。このリズムは、英語の自然さと流暢さに大きく影響します。
文章レベルでのリズム(強勢リズム言語)
英語は強勢リズム言語と言われています。これは発話の流れの中で強勢音節が一定の間隔で現れることを意味します。例文を用意したのでちょっと聞いてみてください!意味はわからなくてもOK。リズムがあるということが分かれば大丈夫です。
I told my CAT she was ADOPTed, and she seemed to PAWs for a moment.. (私が飼い猫に「ADOPTされたんだよ」と言うと、彼女は一瞬ポカンとしたようだった。)
I tried to play hide and SEEK with my dog, but he never hides because it’s just not his STYLE. (私の愛犬とかくれんぼをしようとしたが、彼は決して隠れない。)
どうでしょう?
これに対して、日本語のような音節リズム言語では、ほとんどの音節が同じ長さで発音されます。普段、日本語を使う私達にとって英語がむずかしいと感じる理由の一つがこのリズムにあります。まずは聞き慣れていきましょう。
単語レベルでのリズム
文章全体としてのリズムの他に単語の中にもリズムがあります。単語の中で強勢のある音節と弱勢の音節を理解することが、英語のリズムを学ぶ第一歩です。例えば、「information」では「for」の部分に強勢があり、他の音節は比較的軽く発音されます。
短いフレーズでのリズム練習
短いフレーズを使ってリズムの練習をすることが効果的です。2つの単語を用意しました。再生ボタンを押して聞いたあとに自分でも発音してみましょう!はずかしくないように一人で部屋でやるのがオススメですよ!
例えば、「environment」の場合、第二音節の「vi」に強勢があります。そのため、「enVIronment」と発音され、強勢のある「vi」は他の音節よりも強く、明瞭に発音されます。最初の「en」と最後の「ment」は比較的軽く発音され、この強勢パターンが単語全体のリズムを形成します。
「university」の場合、第三音節の「ver」に強勢があります。そのため、「uniVERsity」と発音され、強勢のある「ver」は他の音節よりも強く、明瞭に発音されます。最初の「uni」と最後の「sity」は比較的軽く発音され、この強勢パターンが単語全体のリズムを形成します。
すこし長い文章も聴いてみましょう。「CATterpillar」の「CAT」、「REFUses」の「REF」、「COFfee」の「COF」に強勢があります。この強勢音節が文のリズムを形成し、弱勢音節との対比が英語の流れを作り出しています。ちなみに、この文章には特に意味はありません。
Every morning, my CATterpillar REFUses to wake up without his COFfee. (毎朝、うちのいもむしくんはコーヒーがないと目が覚めない。)
まとめ
英語のリズムを理解し習得することは、自然な英語の話し方に欠かせません。単語やフレーズの中で強勢と弱勢を意識することから始めて、徐々により長い文へと応用していきましょう。次回は、英語のアクセントパターンについて詳しく見ていきます。
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